配管内部に付着するスケールは、水に溶け込んでいるカルシウムやマグネシウム、鉄分、塩素などが互いに反応しあって塩化物となり、管壁に付着したものです。スーパーバイオックスの遠赤外線と磁気による処理水は、蓄積されたスケールを少しずつ溶解し分解除去します。 |
赤水は、管壁や継手部分に赤サビによる腐食が生じ、蓄積されたスケールなどの水垢にサビの色が着色され、水道管内に滞留している水にそれらが溶け出したものと思われます。すでに蛇口から赤水が出ている場合、本装置を取り付け後に一時的に赤水が多く出ることがあります。それらは効果の目安でもありますが、赤水は一般的に管内に溜まっていた出始めの水に生じ、少しの間放水すると透明になります。本装置設置後、スケールの上積みがきれいになるに従い数日〜数週間で徐々に透明になります(状態によっては数ヶ月を要することがあります) 。気になる場合は浄水器等を一時的に使用するなどして対処願います。 |
すでに赤錆による腐食が発生している物件では、蛇口などからの赤水が止まったり、減少することで確認できます。また一定箇所の水質検査や内視鏡検査、継手部分撮影などで調査を行うこともできます。赤錆の場合は鉄分の減少、スケールの場合は色度や濁度、硬度の変化で確認できます。特別な原因がない限り腐食の進行とスケールの蓄積は必ず止まり、以前より悪化することはありません。 ( 改善例として ) |
管内部の腐食を研磨するなどして強制的に除去する工法ですと、いずれ管に穴が開いて水が漏れ出すことはあると思います。また洗浄工法も腐食の進行を止めることはできません。スーパーバイオックスの場合はスケールなどは時間とともに溶解・除去しますが、赤錆などの腐食は除去するのではなく、腐食(酸化)しにくい水質に改善することで腐食の進行を止めるという原理です。さらに赤錆は腐食性のないマグネタイト化(防錆被膜)が促されることが確認されています。ですからスーパーバイオックスの場合は、すでにピンホールや亀裂ができている場合を除き、基本的には新たに管に穴が開く心配はありません。 |
一般通念として永久磁石というくらいですから人間の寿命と比較し、少なくてもそれ相応に磁力を保持すると考えて良いと思います。磁石メーカーではネオジウム磁石の場合10〜 20年で0.5〜 1%の減磁率(磁力の弱まる率)との目安提示がされています。またフェライト磁石の場合は年数による減磁はほとんど無いということです。また、日常使用から外れた使用条件で、高温や低温にさらし続けたり、逆磁場(反発)・衝撃・腐食など、その使用環境によっても減磁します。 |
スーパーバイオックスは業務用も含め、できるだけ外部へ磁力を漏らさない設計となっており、本体から20cm以上離れますと磁場の漏洩はほとんどなくなります。ただし業界の基準や水道局の指針としては水道メーターなどの計器類から50cm ほど離して設置するよう求められています。 |
スーパーバイオックスは水道管に水が流れて始めて効果を発揮します。また最大限効果を発揮する水流の速度は、内径問わず各機種共通で、0.3m以上/秒です。これは家庭においては普段の生活で使用する水の勢いです。設備においては通常の給水装置、ボイラー、冷却ラインでの流速で効果を最大限発揮する設計となっております。水を使用していない場合や水流量が少ない状態では、充分な水処理効果を発揮できません。
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